最大 16 ch / 192 kHz オーディオ録音
リモートレコーディングをグローバルに
VST Connect Pro は、インターネットを通じてミュージシャンやシンガーら演者の録音をプロクオリティで行えるリモートレコーディングシステムです。お互いがこの地球のどこにいても、Steinberg のテクノロジーが壁を超えていきます。
MIDI / VST 3 対応
非圧縮オーディオファイルの転送
最適なモニターのためのキューミックス搭載

距離を越えた音楽制作
VST Connect Pro はあなたのスタジオ環境をインターネットで拡張することができます。参加してほしいシンガーやミュージシャンがネット環境とコンピューターや iPad を持っていれば、歌や演奏をあなたの Cubase Pro や Nuendo 上に直接レコーディングすることが可能。回線さえ安定していれば、物理的な距離は問題になりません。またウェブカメラでコントロールルームとスタジオブースさながらのやりとりを行え、演奏者のキューミックスやトークバックの調整も、相手が近くにいるかのように実行可能です。

マルチトラックリモート録音
VST Connect Pro のリモートオーディオ録音では、リアルタイムでステレオミックスをエンジニア側に送りつつ、非圧縮のマルチ録音データをミュージシャン側のローカルドライブに保存します。そしていつでも必要な時に高解像度 (HD) データをエンジニア側に転送することができる仕組みです。また、大切な演奏音源は、オーディオデータの暗号化転送により保護することができます。

世界を巡る MIDI
VST Connect Pro は、VST インストゥルメントをリモート側の VST Connect Performer に立ち上げることで、MIDI とオーディオデータのライブ録音を可能にします。アーティストが MIDI コントローラーを接続し、直接 MIDI データをセッションホスト側の Cubase に送信することもでき、VSTi のオーディオストリームと同時に MIDI データを送ることも可能です。
さらに、データは双方向の送受信に対応 ― VST Connect Performer 側に立ち上げた VSTi や MIDI デバイスに対して Cubase 側から VST Connect Pro 経由で MIDI データを送信し、先方でプレイバックしたオーディオデータを受信。こうすれば相手側自慢の音色や機材を用いたトラッキングも可能です。

自動ダイアログリプレースメント (ADR)
VST Connect Pro 5.5 は役者やフォーリーのリモート録音を、安定した回線があれば少ない費用で世界のどこからでも可能にするシステムです。Nuendo に統合された ADR システムと組み合わせれば、リップシンクビデオ再生、スワイプやカウンター、リハーサルなどプロの需要に応えるハイレベルなリモート ADR が行えます。演者側では DAW を動かす必要もなく、VST Connect Performer アプリケーションさえダウンロードすればセッションが行えます。
* Nuendo 10.3.10 / 11.0.20 以降が必要です。
VST Connect Performer の設定
VST Connect Performer は、録音される側のミュージシャン / シンガーのコンピューターや iPad 上で使用します。
• VST Connect Performer アプリケーションをインストールし、起動します。Cubase その他のオーディオアプリケーションは起動しないでください。
• 画面右上の "NETWORK LOGIN" の "NAME" と "PW" 欄に MySteinberg のメールアドレスとパスワードを入力します。初めての使用の際は VST Cloud ユーザー名を決めてください。ログインすると NETWORK ページが表示され、互いの VST Cloud ユーザー名で Friend として接続できます。
• 接続完了し、相手の映像が見え、声が聞こえるか、確認してください。
また "NETWORK LOGIN" の "Id" ボタンでログイン方法を切り替え、"NAME" と "KEY" 欄に任意の名前とエンジニア側から送られてきたキーナンバーを入力することでも接続できます。

Studio Pass
無償の iOS アプリ Studio Pass を使えば、パートナーやプロデューサー、依頼人とのやりとりをより密接に行えます。レコーディングセッションが終わったら、相手に Studio Pass を使って VST Connect にログインしてもらい、Cubase で行ったミックスダウンを相手の iPhone に送って聴いてもらいましょう。ビデオとトークバックを備えた Studio Pass なら、相手がどこに居ても iPhone 経由でミックスの感想をもらったり、ファイナルミックスを決めることができます。さらに、プロデューサーにはレコーディング中に Studio Pass を使ってセッションに「立ち会って」もらうことさえも可能です。
リモートセッションをはじめる前に
VST Connect を使用するには、レコーディングエンジニア側とミュージシャン側の両側に信頼性の高いインターネット接続が必要です。256 kbit/s 以上の上り回線と、安定したローカル接続を確保してください。たとえば WiFi ホットスポットとスマートフォンを介したテザリング通信などでは正常に動作しません。エンジニアとミュージシャンの両側とも、ルーターやモデムに直接イーサネットケーブルで接続することを強く推奨します。またウェブブラウザその他のインターネットに接続するアプリケーションは全て閉じてください。
* この製品は、ヤマハミュージックジャパンによる日本国内サポートの対象外となります。なにとぞご了承ください。